老犬の介護用品を買ってみたものの、なんだか嫌がって着けてくれない…、なんてこともありますよね。
そんなときは、手作りのハーネスやサークルづくりに挑戦してみるのもいいかもしれません。
ここでは、ハーネスとサークルを自分で作る方法を紹介します!
市販品が愛犬に合わない・しっくりこない、という人は、ぜひチャレンジしてみてください。
目次
ハーネスを手作りする方法
老犬介護用のハーネスをつくる方法をお伝えします。
<用意するもの>
1.お腹に巻くための布(表地用:キルティング生地、裏地用:フリース生地)
2.マジックテープ
3.Dカン×2つ
4.プラスチックバックル
STEP1.採寸する
メジャーで、お腹の幅の長さを前足部分と後ろ足部分2カ所測ります。
次に、胸から足の付け根までの長さを計測します。
最後に背中部分の長さ、背骨から胸部分までの長さ、背骨から足の付け根部分までの長さを計測します。
STEP2.型紙作り
測った寸法をもとに、ハーネスの型紙を作ります。
まずお腹部分から。
上辺(お腹の幅<前足部分>)、下辺(お腹の幅<後ろ足部分>)、縦(胸から足の付け根までの長さ)の台形を描きます。
そして、排せつがしやすいよう、下辺部分を三角形に切り抜きましょう。
次に、側面(左右2枚分)です。
横(背中部分の長さ)、右辺(背骨から胸部分まで)、左辺(背骨から足の付け根部分まで)の台形を描きます。
最後にマジックテープ部分の型紙を作成します。
横(背中部分の長さ)、縦(マジックテープの横の長さ+2㎝分)の四角形を作りましょう。
そして型紙に、目安としてベルトの取り付け位置を描き込んでおきます。
すべての型紙を貼り合わせます。
既存のハーネスが手元にある場合は、それらを参考にしてもらってもかまいません。
型紙の時点で、飼い犬の身体にフィットするか、実際に当ててみて確かめてみましょう。
STEP3.布を裁断
型紙に沿って布を裁断していきます。
最初に裏地であるフリース生地をカットし、裏地に合わせて表地のキルティング生地も裁断していきます。
STEP4.縫製
布を縫い合わせていきます。
まずは裏地のフリース生地と、表地のキルティング生地を縫っていきましょう。
完成したら、それぞれのパーツをつなぎ合わせていきます。
同時に、マジックテープを取り付けていきましょう。
マジックテープの端部分を丸くカットしてあげると、愛犬のストレスを軽減できます。
STEP5.ベルト部分の作成
横(ベルトの幅×4倍)、縦(ベルトの長さ×2倍)の長方形の布を2枚用意し、左右それぞれ内側に折って縫っていきます。
できたベルトの長さを半分に折り、Dカンを通して、その下部を縫います。
次に2枚重なっているうちの上側にバックルを通して、その下を縫い、固定します。
左右同じものを作成し、ベルトの端をハーネスに縫い付けて完成です。
サークルを手作りする方法
次に、サークルを手づくりする方法をお伝えします。
<用意するもの>
1.カラーマット
2.パイプ
3.ジョイント
4.ワイヤーネット
5.結束バンド
STEP1.カラーマットを敷き詰める
カラーマットを敷き詰めます。
徘徊してしまう場合は、壁などにもクッション材としてマットを使うのもいいでしょう。
STEP2.パイプを組み立てる
ジョイントを使って、パイプを組み立てていきます。
パイプやジョイントはホームセンターで購入できます。
STEP3.ワイヤーネットを取り付ける
結束バンド等を使って、ワイヤーネットを取り付けていきます。
ハーネスは市販のものを選ぶのもOK
ここまで手作りで介護用品を作る方法を紹介してきましたが、もちろん市販のものを買うのもいいと思います。
老犬介護にはハーネスや歩行器が大切!シーン別の選び方を紹介という記事では、愛犬の体調にあったハーネスの選び方を紹介しています。
ぜひ見てみてくださいね。
ひと手間加えて、愛犬に合ったものを作ろう
以上、ハーネスやサークルの使い方を紹介しました。
愛犬によって気に入るものは異なります。
市販品じゃなんだか具合が悪そう…、というときは手作りにも挑戦してみてください。
あなたの思いのこもった品々をきっと喜んでくれると思いますよ。
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