寝たきりになってしまった愛犬の介護に苦労されている方も多いと思います。
食事に排せつにその他日常の些事全般をサポートしてあげなくてはなりません。
愛するパートナーといえども、ときにはストレスを感じることもあるでしょう。
ここでは、寝たきりになってしまった愛犬の介護をする際に気を付けておきたい6つのポイントを、シーン別にお伝えしていきます。
目次
日常について
寝たきりの老犬を介護する際に気を付けておきたい、ポイントを紹介します。
1.床ずれができないようにする
床ずれ(褥瘡、じょくそう)ができないよう、飼い主さんはサポートしてあげましょう。
床ずれは、長時間同じ態勢で居続けてしまったため、血流が悪くなり、皮膚の表面組織が壊死してしまうこと。
定期的に寝返りを打たせたり、床ずれ防止マットを利用したりして予防に努めてください。
ただその犬によっては右向きなら右向き、左なら左と落ち着く体位が有る場合があります。
落ち着かない向きだと暴れたりのけ反ったり、顔や身体を打ち付けて怪我の原因になったりします。歩行器を使用したりクッションを上手く挟んで体圧を調整したり、いろいろ試してみて下さい。
床ずれができてしまったときは、すぐさま獣医の指示を仰ぎましょう。
床ずれができないようにするには、ベット選びが大切になってきます。老犬介護におけるベッド選びのポイントを6つ紹介しているので、確認してみてください。
2.身体を清潔に保つ
蒸しタオルやウェットティッシュなどを活用して、こまめに汚れを落とすことも大事です。
部分浴を行って、身体を清潔にするのもいいでしょう。
食事について
寝たきりになってしまった愛犬の食事介助についてお伝えします。
1.愛犬の状態に合った食事を与える
獣医と相談したうえで、愛犬の現状にふさわしい食事をあげましょう。
ドライフードを与える場合は、ふやかしたり、くだいたりして食べやすいように。
食べやすい食事を手作りするのもいいかもしれません。
またシリンジなどを使って、流動食を与えるのも一つの方法です。
老犬介護の食事(流動食)について作り方と注意点を解説で詳しく解説しているので、より詳しく知りたい方はご覧ください。
2.水分を補給する
水分を積極的にあげることも重要です。
加齢とともに、犬ものどの渇きに鈍感になります。
脱水症状にならないためにも、飼い主さんが折を見て適切に与えていきましょう。
排泄について
老犬介護時の排泄の介助についてお伝えします。
老犬介護のトイレ問題を軽減するコツについては、ぜひ別の記事を見てみてくださいね。
1.ペットシーツやおむつを活用する
お尻や陰部のあたりにペットシーツを敷き、いつでも排泄できるようにしてあげましょう。
おむつを着けっぱなしにすると、愛犬の身体に排泄物が付いてしまう機会が増えるため、可能であればペットシーツの利用がおすすめです。
どうしてもおむつを利用する場合は、おむつを嫌がるペットも多いので、排泄の間際のみ使用するなどルールを設けておくのもいいでしょう。
ペットシーツやおむつは、汚れがついたらこまめに交換することが大切です。
2.排泄物が付かないよう、毛をカットする
肛門あたりの毛を剃ってあげると、排泄物などの汚れがつきにくく、清潔に保つことができます。
動物病院ではバリカンで刈ってしまうことが多いです。
愛犬を最後まで幸せにするためにも適切な介護をしよう
寝たきりになってしまった老犬の介護をする際、気を付けておきたい事柄をまとめてみました。
今まで元気に遊んでいた愛犬が衰えていく姿を見るのは辛いと思います。
でも、いつも私たちに元気を与えてくれた愛犬。最後までお世話してあげるのが私たちの役目です。
ただ、時には毎日続く介護に疲れ果ててしまうこともあるでしょう。
そのようなときは、老犬ホームなど周囲の力を借りることも忘れないでくださいね。
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