愛犬も歳を取り、まだ完全な介護が必要なわけではないけど、早めに対処しておきたい。
そう考えている人も少なくないと思います。
ここでは、老犬介護に必要なものをピックアップ。
「そろそろ我が家の愛犬も介護を考えたほうがいいかもしれない」と思う人は、ぜひ参考にしてください。
ハーネス
老犬介護をする際に必要なモノの一つがハーネスです。
色々な種類があるため、犬の介護度やサイズなどによって適切なものを選びましょう。
室内犬の場合は、持ち手の短いハーネスが◎。
安定感があり、トイレまでなど短い距離のコントロールに適しています。
部分的な介助で済むのであれば、前足用・後ろ足用などその犬に合った商品を選びましょう。
最初から四肢全体をサポートしすぎてしまうと、まだ元気な足腰も弱らせてしまう可能性があります。
寝たきりのワンちゃんの場合、装着したまま眠れるものがおすすめ。
犬の状態に合わせて、ハーネスも変化させていきましょう。
老犬介護用品(ハーネス・サークル)を手作りする方法を確認して、手作りを考えてもいいかもしれません。
ベッド
介護期のワンちゃんは横になっている時間が長いです。
そのため、肌に優しかったり、通気性が良かったりするベッドを選んであげましょう。
高反発マットなど、寝返りが打ちやすい製品も人気となっています。
ただし、寝ている間に動き回ってしまう犬の場合、体重が沈み込みやすい低反発ベッドがおすすめです。
どちらを選べばいいか分からない人は、専門家に相談しましょう。
詳しい選び方は、老犬介護におけるベッド選びのポイントを6つ紹介しています。
また床ずれ予防も大きな課題となります。
床ずれになりやすい部分とベッドによる圧迫を極力減らし、床ずれを未然に防止していきましょう。
万が一床ずれが見つかった場合は、細菌感染を防ぐためにも、早めに獣医の診断を受けることが大切です。
シリコンタイプの食器やスプーン
ペット用に開発された食器やスプーンなども老犬介護に役立ちます。
シリコン製ならば柔らかいため、金属やプラスチックなどの硬いものが歯に当たるのを嫌がるシニア犬でも食べやすくなるでしょう。
スポイトなどもあり、食事が難しい老犬の介助に適しています。
また正面が低いものはウェットフードなどが食べやすく、寝たきり犬でも食事がしやすくなります。
取っ手付きのものを選べば、介助する側も楽です。
首の筋力が衰えた愛犬のために、食事台を購入して、食べやすい高さに調節することも食欲増進に役立つでしょう。
バリアフリー
老犬介護には、バリアフリー対策も重要です。
足腰に負担がかからないよう、床にすべり止めが付いたマットを敷いたり、段差の前にはペットゲートを取り付けて入れないようにしましょう。
ループのじゅうたんだと、爪が引っかかってしまう可能性があるため、カーペットを敷くのもおすすめです。
また老犬は若い頃に比べて空間把握能力が衰えてしまい、狭いところに入ったはいいものの後退できず、そのままになってしまうことがあります。
家具の間などにクッション性のガードを取り付けるなどして、犬が挟まれてしまう危険を事前に防止しておきましょう。
徘徊癖がある犬の場合、小型犬でしたら、子ども用プールの中に入れておくのも一つの手。
大型犬の場合、お風呂マットをつなぎ合わせて、サークル代わりにするのも良いと思います。
角があるとそこに引っ掛かり動けなくなってしまうので、なるべく円形にするのがお勧めです。
辛さや悩みを相談できる環境
最後に一人で抱え込まず、老犬介護の辛さや苦しみを相談できる環境を作っておきましょう。
近所の獣医に相談するほか、老犬ホームなどを活用するのも一つの手です。
プロにアドバイスを受けることで、どうすればいいか分からないときも、次に何をすべきかが見えてくるでしょう。
またSNSやブログなどを通じて、同じ境遇の飼い主さんたちとつながるのも一つの方法です。
今や同じ思いを胸に頑張っている同士は全国各地にいます。
想いを共有することで、気持ちを新たにし、愛犬との幸せな最後を迎えましょう。
愛犬の最後を幸せにするためにも、早めに必要なものを準備しよう!
以上、老犬介護に必要なものを紹介しました。
大切な愛犬だからこそ、身体が衰えてしまっても、最後まで幸せであってほしい…。そう願うのは、飼い主として当然のことだと思います。
近年は、シニア犬の増加に伴い、便利な介護グッズも増えています。
困ったときはプロに相談するのも一つの方法です。
ぜひこれらを活用して、最後まで一緒に幸せな時間を過ごしていきましょう。
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